救急科

診療科紹介

救急科
施設概要

 当院救急科は2010年より開設され、2011年より地域救命救急センターとして中空知地域を中心に空知管内の救急診療を幅広くカバーしています。
 現在は主に救急科医師3名に当院の研修医や看護師なども加えたメンバーで診療にあたっていますが、夜間や休日に関しては院内外の他科の医師にも手伝ってもらいながら救命救急センターが運営されています。
 中空知地域で発生した重症患者に早期から対応できるように地域の消防機関と連携しドクターカーの出動を積極的に行っています。また、道央・道北地域のドクターヘリによる患者搬送も受け入れています。
 院外からの救急患者の受け入れのみでなく院内で発症した急変患者にも対応しています。当院の様々な部門と連携をとりながら地域の皆さまが安心して治療を受けられるような救急診療を心がけています。

診療に関して

 当科では、地域内で救急要請されたほぼ全ての症例を受け入れています。そのため同時に複数の救急患者が搬入されることがあります。その際には、重症度や緊急度に応じて検査や治療の順番が変わることがあるのでご理解ご協力をよろしくお願いします。
 また入院に関しても当科では、外傷・中毒・熱中症・低体温などの特殊な疾患に関しても入院治療を行っております。また、他院からの重症患者の転院の相談も受けています。

診療実績

救命救急センター受診者数

2019年度 2020年度 2021年度
徒歩(人) 8,333 5,746 6,495
救急車等(人) 2,566 2,241 2,446
合計(人) 10,899 7,987 8,951

ドクターカー出動件数

2018年度 2019年度 2021年度
合計(人) 19 10 77

※2020年度は活動実績がほとんどないため割愛

救命救急センター病棟(HCU)入院者数(2021年度)

診療科 数(人)
内科 188
脳神経内科 41
循環器 200
消化器外科 69
整形外科 101
脳神経外科 196
心血外科 29
泌尿器科 15
救急 68
その他 20
合計 927

救急車の応需率 99.4%(2023年1月~12月)

不応需の主な理由
 ・バイタルが比較的安定しており、近医での対応を優先していただいた

看護部より

 救急科の看護師は、突発的な外傷や急性疾患、慢性疾患の急性増悪など様々な病態にある方を対象に看護実践しております。
 日本の医療施設は初期、二次、三次と段階別に患者を受け入れる体制が整備されていますが、当院は24時間365日すべての患者を受け入れることをモットーに救急医療、救急看護を実践しております。また当地域の高齢化率は38%を超え、高齢独居や高齢夫婦の2人暮らし等、加齢に伴う生活破綻のリスクを抱えていることが予測される症例等には、救急医・看護師・ソーシャルワーカーが連携し初療の場から介入することにしています。初療から生活まですべての救急スタッフが地域住民の要望に応えることのできる看護を提供できることが必要と考えております。

医師紹介

★マークは女性医師です

髙橋 悠希(たかはし ゆうき)
職名 救命救急センター長
出身大学 北海道大学(平成28年卒)
主な経歴

札幌東徳州会病院
市立札幌病院
北海道大学病院

専門分野

救急・集中治療

所属学会

日本救急医学会(救急科専門医)
日本集中治療医学会
日本血栓止血学会

加藤 諄(かとう じゅん)
職名 医員
出身大学 北海道大学(令和3年卒)
主な経歴

市立釧路総合病院
北海道大学病院

専門分野

救急

所属学会

救急医学会