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ハイブリッド手術室
ハイブリッド手術室について
2014年3月、砂川市立病院の手術室(本館3階)にハイブリッド手術室が完成しました。
(2014年4月7日より稼働)
ハイブリット手術室とは
手術室とX線撮影装置を組み合わせた手術室です。手術室内に高画質な3次元画像が作成できる血管造影X線診断装置を設置したことにより、カテーテル(血管などに挿入し、検査や治療を行う医療用の管)を用いた内科学的治療と、血管治療中の急変時に迅速に外科的治療ができるようになり、先進的な手術を迅速かつ安全に実施することが可能となります。
ハイブリッド手術室のメリット
- 手術リスクの高い高齢者、体力的に困難性が高い患者の治療が可能
- 手術中の検査が可能
必要な検査を手術室で行うことができ、設置しているモニターで結果を確認できます。また、心電図や血圧、呼吸の状態や過去の診療情報を確認しながら治療を行えます。 - 患者の負担軽減
血管造影室と手術室が別な場合、血管内治療とバイパス手術(狭くなった血管に体のほかの部分から採ってきた血管をつなげて迂回路を作る手術)は別の日に行うことになり、全身麻酔と局部麻酔を計2回行うことになります。ハイブリッド手術室では1回の麻酔で済むため、患者の負担を身体的、経済的に減らすことができます。 - 急変時の搬送リスクの軽減
血管内治療中に突然合併症が起きた場合、今までは検査室から手術室まで患者の移動や、必要な器材の準備、スタッフの対応をそのつどしなければなりませんでしたが、ハイブリッド手術室では事前に手術室としての設備が整っているため、そのリスクが軽減され、迅速に安全な対処が可能となります。
ハイブリット手術室の利用状況(2014年4月8日~11月30日)
心臓血管外科:74件(使用割合:55%)
循環器:36件(使用割合:27%)
麻酔科:14件 (使用割合:10%)
外科 :6件(使用割合:5%)
脳外科 : 4件 (使用割合:3%)
合計: 134件 (使用割合:100%)
※心臓血管外科領域におけるハイブリッド手術室の利用状況について
砂川市立病院は、救急患者を24時間365日受け入れる救命救急センターに指定されています。医療機器を備えたハイブリッド手術室は、より多くの命を救うとともに地域医療に大きく寄与するものです。